不動産屋 投資のための不動産基礎知識と仕組み

このような現況において、不動産投資家も、不動産関係業者も、情報のインターネット化も含め新たな局面をむかえています。ここでは投資家と購入者と不動産業界のあいだの取引に関しての特徴や問題点と考えられている部分を不動産屋の仕組みから紹介してゆきます。先にも書いたように現在なお、不動産業界は、市井の投資家や不動産を買い求めたり、そのオーナーより優位な対場にあります。そこには、日本の不動産の歴史も背景にした、不動産業独特のいくつかの取引や、慣習、税制が存在します。

「双方代理」は民法では禁じられているが、不動産業では認められております。売り主、買い主両側の立場の仲介となり、双方から仲介料を得ることが出来るいわゆる「両手取引」です。高く売りたい売り主、安く買いたい買い主との利益相反する両方の仲介となり、その交渉は仲介人である不動産業他に委ねられています。これは「囲い込み」を意味します。囲い込みとは、媒介を承った不動産会社が他社に情報を公開しない事をいいます。それにより購入希望者は仲介した不動産会社を通して購入するしか選択がなくなり、結果として媒介を受けた会社は両手仲介となり、売主買主双方から仲介手数料を受領することとなります。さらにほかにさまざまな契約や仲介に関する手数料が存在します。もちろん、この制度は本来、良い意味で中立性を保てるための仕組みともいえます。

株式証券などでは厳しく禁じられている市場の公平性を失わせる「インサイダー取引」も行われます。内部情報を使い、情報を公開する前に取引を行います。好条件の物件情報持があれば、市場に出す前に自ら買ったり、他の不動産業者仲間に横流しすることができてしまいます。たとえば、もとは安い物件にリノベーシヨ ンを行い、利益を得られる状態にしてから市場に戻し、高い価格にして物件を売買する「買取再販」よくおこなわれています。